ここベトナムホイアンの旧市街を歩くと、やたら目に入ってくる。
そう、ワンちゃんたち。
その中で、今日、ペコに似ている犬を見つけた。

昔日本で飼っていたペコに似ているホイアンの犬と出会った
そうなの、ペコのことほんと好きだった。
小学生のとき犬を飼いたくて親に頭下げた。
どんくさくて、ちょっと臭い犬だったけど、
愛嬌があって、常に触っておきたいぐらい恋しかった。
分かると思うけど、特に唇部分、黒いヒレみたいなとこ、好きだったの。
犬の散歩の順番でお兄とよく喧嘩したのを思い出した。
あんなに好きなはずなのに、ずーっと一緒にいると散歩がちょっと億劫になってくる。
慣れってこわいね。あんなにほしかったものを手に入れ、しばらくすると飽きるのと同じ。
人ってこわいね。人だけじゃないよね。動物も同じやね。
犬におもちゃあげて、最初喜ぶのに次の日は、もうどうでもよくなっていることある。
だから、手に入れてしまうより、手に入れたい、
そのためにこうすればいい、いや、こうしよう、
そうすれば、きっと手に入る、
っていう状態の時が後々考えると幸せだったと気づくよね。
でも、自分のものになった後で、いかにその意識を継続させるかっていうのも大事やね。
そこが強い人が本物やね。そのためにはどうすればいいのか考えることも必要やね。
さっきのペコだけど、社会人なって大阪で働いている時に、死んだ。
死んだ姿も、お墓に入る姿も見れずに、休みで実家に帰ると、もうペコがいなかったという
申し訳なく寂しい別れだった。
だからこそかな。手に入れる頑張りと同じぐらい、手に入れた後の相手への思いをいなくなった後に後悔しないぐらいその時の毎日を大事にしたい。

ゲボゲボと咳き込む犬もいたりするよ